10トン車のクラッチオーバーホールです。                 

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ミッションをおろした写真です。地面からミッションまでの距離がちょうど作業しやすい距離なのでフレームをジャッキアップしなくてもクラッチが交換できます。

左でしゃがんでいるのがうちの職人さんです。ミッションの後ろ側にギザギザのギヤみたいなのが見えます。これはリターダーと言って荷物をたくさん積んだ時、排気ブレーキを補うためについているシャフトブレーキです。                                                        

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これがクラッチカバーとクラッチディスクです。

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これはエンジンの後ろ部分になります。丸い大きなメッキをしているように光っているのがフライホイルと呼ばれる部分です。ここにディスクがくっついてカバーで押さえて初めてシャフトにエンジンのパワーが伝わる訳です。

ちなみにこのフライホイルは蒸気機関車のはずみ車(機関車の車輪の1/3程におもりをつけています。)と同じ原理でこれがないとエンジン自体のトルクが出ませんし、もちろんアイドリングできません。

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以上クラッチを簡単に説明させていただきました。

ありがとうございました。image