今日の福岡県北部は、久しぶりの積雪で九州高速道や
国道、そして主要地方道など通行止めで渋滞しています。
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国道3号線渋滞の大きな理由は、九州高速道の通行止め
(15時現在解除の模様)や国道の凍結によるもの
であると思われます。

午後に、車検のお客様がご来店の予定でしたが、国道の
凍結で受入れを明日にすることにしました。
4WD車ですので、2WDより走破性はいいのですが、
何が起こるかわかりません。
対向車のスリップで「貰い事故」などね。
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元JRバスの運転士さんですので事故の怖さや、いつ発生
するのか充分お解かりのようです。
プロドライバーですなぁ~

わたしも卒業以来、自動車に関連する仕事ですから、一般の
方々より走行距離は長いですし、一時期はトラックドライバー
並みの距離を毎日「無事故」で走ってました。
一日で300キロ以上でしたね。
4年間で24万キロ、貰い事故2回のアベレージ?(笑)でした。

その時感じたのですが、事故はどこに潜んでいるかわからない
という事です。

その日は雨天で深夜の高速道路でした。
とても疲れていて、片側3車線の左側を80キロで走行していました。
あとの2車線は、100キロ以上で流れてます。
ふと前方にハザードを点けたクルマが見えたのです。
「こんな所でなに?」と思ってクルマを止めると。。。
斜めに止まってるので事故であることを認識しました。

そのハザードを点けたカローラバンを見ると、ボンネットが押込まれて
いて、その部分が車内側にめり込んでました。
「死んでるか?」と思ったら、運良くドライバーは無傷で車外に出て
たんです。
前方からまた斜めに止まっている、トラックドライバーがその人に目掛けて
走ってきていきなりパンチ!!!(驚!)
仲裁しましたよ、「どうしたっ!」って腕を摑んでね。

トラックドライバーさん曰く、「こいつが俺の後方にぶつかって、
俺のトラックが壁に衝突したっちゃ」って。
「自分も何かに引っ掛けられてスピンして、そっちにぶつかった
んですよ」とカローラバンの運転手さん。
見る見る顔が腫れてきましたが。。。

3人冷静になって、ずっと前方を見ると。。。
7~8台のクルマがバラバラに折り重なって止まってました。
そこでようやく多重衝突ってことが解ったんです。

結局、200M先で反対側を向いて大破していた小型トラックが、
事故の元凶であることが解りました。
猛スピードで走っていて、スピンしながら多くのクルマや
ガードレールに接触してたそうなんです。
そのドライバーは、ほぼ意識がなく雨の中レンジャーが来るまで、
声をかけて意識が途切れないようにしました。
カッターを使って、キャビンを割ってドライバーを引きずり出しました。
まるで「消防24時」みたいでしたよ。
3時間近く通行止めでした。

このように、雨天、積雪は言うに及ばず、自分自身の体調不良、そして
絶対にやっちゃいけない飲酒運転などで一度公道に出れば、危険と
隣り合わせなんです!
歩いていても、わかりませんもんね。
特に雨天や積雪など悪天候の時は。。。

リスクがあるときには、極力外出しない。
そして、一度出れば細心の注意でハンドルを握る。
一般ドライバーが事故を起こしても「業務上過失致死・致傷」に問われます。
あくまで「業務上」なんです。
それだけ「責任」を被るってことでしょう。

飲酒・酒気帯びも100万円だの50万円だの罰金刑や、懲役に問われる
時代になりました。

ハンドルを握る際には今一度、「社会的責任」があるってこと、そしてリスクを
負っていることを再認識して頂きたいと思います。