ロータリーエンジンの整備です。
通常この時期に、マフラーから白煙(水蒸気)を吐くことは
異常ではありませんが、こちらはエンジンブローです。
直近にオーバーヒート歴がある車両です。

エンジン始動前です。
ラジエタータンクのレベルは正常です。
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始動後です。
上昇してます。
エア抜きは、マニュアル通りに正常に終了しています。
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マフラーからの白煙です。
冷却水と、エンジンオイルが同時に焼けている匂いがします。
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わたしのZZRです。(笑)
これは単に冷寒期の水蒸気ですから臭くはありません。
同じ白煙であっても、性格の違うものです。
この時期、マフラーから白煙ってことで、お問合せが
たまにありますが、匂いが正常であれば通常問題ありません。
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さて、今週から整備にかかります。
冷却水のレベルに異常がありますので、ターボチャージャー
ではありません。
エンジン本体が原因です。

一度、FCでターボチャージャーが原因での白煙修理がありました。
その時は、一か八かでNASAも使用している「添加剤」で対応しました。
タービン交換だと10万円近くかかりますから、苦肉の策でした。
ピタッと白煙が止まって、わたしらもお客様もビックリしました。
その後廃車になるまで、問題なく走ったことを思い出します。
確か¥15.000前後で終わりました。

しかし、今回は補器ではなく本体ですから、付け焼刃的整備では
対応できません。

異常原因の追究と、どのような整備方法を取るのか?
ASSY交換か?オーバーホールか?
時間がかかる整備になりそうです。