車検業務を行なっていると、様々な疑問点が出てきます。

テールランプを例にとってみると。。。

1)マ〇ダの小型車で、ストップランプの中にターンシグナル、
いわゆるウィンカーランプが入っているものがあります。
特に夜間、ストップランプを点灯させた状態で、ターンシグナルを
点けた場合、視認性が悪く、何度も危なく感じました。
この保安基準について、自動車六法で調べましたが、これには
記載されてませんので更にその規定を調べてみたいと思います。

2)社外品のLEDのバックランプで、配列によっては通らない場合が
あります。
その基準について、1列と解釈するのか、通らない2列と解釈する
のか、その判断基準が明白ではありません。
昨年も、地方運輸局から本省に問い合わせて、ようやくOKを貰い
ましたが、通達がないために、各検査官で判断がマチマチに
なっています。

これからは、LEDのテールランプが主流になるでしょうが、1つでも
切れればASSYで丸ごと交換になることになります。
電球より消費電力が少なく、ダイナモ(発電機)の負担は減るでしょうが、
経済的負担は大きくなるかもしれませんね。

技術の進歩により、燃費や軽量化が進んでますが、その「落とし穴」も
あることを認識する必要もあります。

更なる信頼性の向上を目指して、各自動車メーカーと部品メーカーは
努力しています。

がっ!

海外生産も日本の基準及びISO基準で出荷してますが、どうなんでしょう?
最低限、保安品や重要保安部品については、国産であってもらいたいのが
わたしの「ホンネ」です。

法的には問題ないのですが、LEDの寿命は国産品に勝るものはありません。
簡単な構成品ですが、データ的にも国産品の優位が言われてますので、
事故防止の観点からも、考えていただきたく思います。