マツダ RX-8のリアコンビネーションランプの水漏れ
修理です。
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ネット上でも、多数のみなさんが悩まれているようです。
よくあることですが、多数のクレームがある場合、対策品が
出ていることがよくあります。

ディーラー時代で思い出すのが、R32(スカイライン)の
サイドバイザーでした。
ドアミラーとバイザーの形状で、バイザーの前方で風の渦が
巻いてしまい、かなり大きな「風きり音」が発生すると
言うものでした。
数ヶ月で対策品が出てましたね。

今回もマツダディーラーに聞いたところ出てました!
これから詳しく説明します。

 

修理前の状態です。
左右とも雨水が浸入し、「金魚が飼える」状態です。
これじゃ、電球のソケット部分が錆びて、球切れや最悪ショート
する恐れがあります。
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まずトランク内のトリム(内張り)を外します。
左右の起毛トリムには、それぞれ数箇所のクリップがあります。
アタマの部分が◎のものは、中心の○を引いてください。
中心が+形状のものは、プラスドライバーで廻してください。
徐々に中央部分が出てきて外れます。
中央のプラスティックトリムにも数箇所、その下の工具スペース
(ジャッキが入っている)は10mmと2コのクリップが
あります。
すべて、取り外します。

リアコンビネーションランプには10mmが各々2箇所と、ツメが
出てます。
そのまま引張れば、ランプassyは外れます。

以前、応急処置をした形跡がありました。
LEDの配線部分に、液体ガスケットが塗布されてました。
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さて本題です。
左側を説明します。
F151-51-168-A
これまで設定されてなかったガスケットです。
スポンジ状になってます。
品番末尾のAは、最初に設定された部品です。
設計変更が入ると A→B→C→D・・・とアルファベットが繰上がって
いきます。
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形状はこのような形です。
裏面には両面テープが貼付けてあります。
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まず、テールランプ上面の三角形部分を分割します。
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裏のツメの一箇所を軽く倒せば外れます。
あとの2箇所のツメには、引っかかりがありませんので、よく見れば
その2つとは形状の違いが確認できます。
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接着面は、パーツクリーナーで洗浄します。
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このガスケットを本体の形状に合わせて貼り付けます。
少し解りにくいので、ディーラーからマニュアルを貰うことが出来ます。
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取付け終了です。
そして外した三角形部分を本体に取り付けます。
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次に現在本体についている、ガスケットの交換です。
こちらの品番は、F151-51-163Dです。
末尾のDってことは、既に3度の対策が入ってます。
2011年4月現在、最新の対策品ってことになります。
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これまで本体についていたガスケットと比較してみます。
下の古いものに比べ、サイズが大きくなってます。
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裏面には両面テープが施してあります。
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がっ!
少々不安なので、接着部分を追加しました。
再入庫はイヤですもんね、お客様もわたしらもね。
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剥がした部分に、ゴミが付着していることを発見しました。
ここあたりが怪しいですなぁ~
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そして、対策品を装着しました。
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あとは、外した逆に取り付けていきます。

 

しかし3度も対策が入ってるって。。。
まだ怪しいので、様子を見ることにしました。